ICカードのSuicaを持って、上野駅のホームに行ってみよう。由緒ある東北本線の名前は、宇都宮あたりまで行く電車に関しては、宇都宮線と呼ばれる。その宇都宮線の乗り場は高架ホームの八番線だった。もっとも列車によっては、行き止まり式の地平ホームから出発することもあるからややこしい。八番線ホームのグリーン車停車位置のあたりへ行くと、グリーン券の自動券売機があった。さっそく手持ちのSuicaを挿入すると、画面に路線名が色々出てくるので、迷わず「宇都宮線」の表示を指でタッチする。
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こうした操作は、銀行のATMと同じである。続いて、画面が切り替わり、宇都宮線の駅名が停車順にずらりと並んでいるのが目に入る。行き先は宇都宮なので、宇都宮を指でタッチする。駅名のところには、その日の料金か表示されていたか、休日だったので、七五〇円と書かれていた。さらに画面が変わり、私のSuicaから七五〇円か引き落とされた旨と、残額が表示され、「Suicaにグリーン券情報を記録しました」と案内が出て、Suicaカードが機械から出てくる。これで購入完了。ただし、紙のグリーン券は出てこない。本当にグリーン券が買えたのか、ちょっと心配であるか、まあ大丈夫だろう。ホームに到着した列車のグリーン車にさっそく乗り込んでみる。長い編成の列車につながった二両のグリーン車はいずれも二階建ての車両だった。車両の両端にはわずかに平屋の座席があるが、二つあるドアの間は二階建て構造だ。階段を上って二階席へ向かう。このグリーン車は自由席なので、どこへ座ってもお好み次第だ。何となく車両の真ん中より少し前あたりの左の窓側に座ることにした。階段に近い席だと乗客の出入りが多く、落ち着かないと考えたからである。さて、ここで天井にずらりと並んだSuicaのマークに、さっきグリーン券を購入したカードをタッチさせる。すると、それまで赤かったランプが緑に変わった。これでこの席は確保され、きちんとグリーン料金を払っていますよという証になるのだ。