鉄道旅の目的は何だろう

2011.12.24

最近は列車に乗って移動するのが好き、という人が増えているようだ。マスコミなどでも取り上げられる機会が増えて、敷居が低くなってきたためだろうか。そんな「乗りテツ」には女性も多く参入しているようで、なんだか隔世の感である。彼らは「鉄道を利用した旅行が好きな人」ということになるだろうが、「列車に乗っていれば幸せ」という純粋な人もいれば、「撮りテツ」の目的地まで移動するのに飛行機やクルマより鉄道が心地よいので、という人も含まれるかもしれない。

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鉄道に乗るのが好きな人であっても、「乗りテツ」としての目的地での滞在時間を最大限に確保するために、たとえば北海道で集中的に乗りたいので新千歳までは飛行機、という選択をする人は少なくない。中にはもっと「求道者的」な人もいて、普通列車で自宅から目的地まで地を這うような旅行をするのが本質、と考える。これもわからなくもない。私もかつては「鈍行派」で、長時間にわたって延々と乗ったものであるが、社会人になってみると自由になる時間が限られてくるので、お目当てのエリアにたどり着くまでは新幹線や飛行機でさっと移動し、ハイライトだけ楽しんで帰る、というムシのいい旅も許容せざるを得なくなった。いや、それより自分で勝手に出かける旅に窮屈な決まりを作っても仕方がないので、おいしい所だけ味わう方がいい、と考えるようになったからだ。それでも、高校生の時に車中二泊と津軽海峡の船旅を交え、三〇時間以上もかけて釧路駅にたどり着いた時の感激は、半端な海外旅行よりも優っていたが。




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